|
1.七里の渡し跡
尾張の宮の宿より海路七里の渡しがあった。伊勢湾台風後に作られた防波堤により、当時のおもかげは余り残っていない。
天明年間(1791〜89)に建てられた伊勢神宮一の鳥居や安政3年(1856)と刻まれた常夜灯がある。 |
2.歌行灯の句碑
料亭船津屋の塀の外側にある。泉鏡花の「歌行灯」を戯曲化した久保田万太郎の句「かわそに火をぬすまれてあけやすき」が刻まれている。 |
|
|
3.北大手橋
桑名城の堀にかかる橋。 |
4.通り井の跡
江戸時代の水道井戸の跡。道の真中に「井」と書かれた石が埋め込まれている。 |
|
|
5.青銅鳥居
寛文7年(1667年)、金250両を出して作られたもの。
「青洲桑名に過ぎたるものは銅の鳥居に二朱女郎」と謡われた。桑名の代表的産業のシンボル的存在。 |
6.しるべ石
青銅鳥居の横にある。「志るべい志」「おしゆるかた」と刻まれている。
行方不明の人を探すための伝言板で、現存しているものは珍しい。明治18年建立。 |
|
|
7.春日神社
桑名の産土神。毎年8月に行われる石取祭りは桑名最大の年中行事。
|
8.南大手橋
かつての桑名城への出入り口。現在の橋は、元の位置よりやや南。 |
|
|
9.石造道標
桑名市立博物館前にあり、もとの場所は不明。「左江戸橋」「右京いせ道」と刻まれている。 |
10..毘沙門堂
慶長年間の町割の頃に福王山に移されたが、再び現在の地に戻された。
|
|
|
11.京橋
このあたりは桑名城の外堀にあたり、街道は枡形に曲がっていた。京橋は明治初期にかけられたもの。 |
12.石市
江戸時代からの石屋。ほかにも石長などがあった。 |
|
|
13.廣房打刃物店
鍛冶町にはその名の通り、多くの鍛冶屋さんが住んでいた。
『妖刀』として知られる『村正』も桑名で打ち出されたもの。 |
14.教宗寺
浄土真宗本願寺派。戦後移されてきた。 |
|
|
15.光明寺
江戸時代街道に面して山門があった。七里の渡し船が遭難した際に亡くなった旅人の供養碑が残る。 |
16.法盛寺
西本願寺派別院。江戸時代には休泊を引き受けた。
《写真 桑名市 まりも様提供》
|
|