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いらっしゃいませ!           このページでは、四日市の四郷地区の史跡をご紹介しています。     ごゆっくりご鑑賞ください。
四郷地区歴史めぐり

このページは、四郷地区の「四郷ふるさとマップ」に基づき、制作しました。

四郷地区のあらまし まつりごよみ

伊勢百日算共興学舎 顕正寺の阿弥陀如来像 伊藤傳七翁の墓誌銘 吉田神社の力石
日野山 浄土寺 大念仏行事 無漏山 法蔵寺 虫送り(除虫祭)行事
東林山  西覚寺 慈喜山 放光寺 室生神社 出雲の森
神明神社 日野神社 亀山製糸且コ山工場 小林山 泰龍寺
日野(城山)城跡 日野神社の絵馬・額 伊藤小左衛門兄弟の墓所 地蔵尊
日野地蔵尊 伊勢安国寺跡 東谷山 本誓寺 不動明王
椎木山 顕正寺 五位鳥山 碑 月照山 西光寺 八幡公園・八幡神社跡
顕正寺の山門 四郷郷土資料舘 吉田神社
顕正寺の仏頭 伊藤小左衛門翁の碑 吉田神社の高札、絵馬










まつりごよみ

1月15日 どんど焼き 各神社ほか
2月初の午の日 初午稲荷祭 吉田神社
3月初の午の日  初午稲荷祭        日野神社
3月春分の日頃 春の大祭(神明神社) 各神社
獅子舞い
4月下旬 笹川春まつり 笹川東公園
6月30日 大祓祭 日野神社
7月 5日 夏季祭(きゅうり祭) 神明・日野神社
7月第三土曜日 虫送り(除虫祭) 吉田神社(八王子)
(上記の前日) 虫送り 吉田神社(小林町)
8月 夏まつり(盆踊り) 各町
8月13日 大念仏 西覚寺
8月15日 大念仏 顕正寺
10月5日 秋の大祭 日野・室生・吉田神社
10月10日 秋の大祭(獅子舞い) 神明神社
10月10日 みこし祭 日野神社
10月15日頃 七五三 各神社
12月8日頃 新穀祭(おこわ祭・日野神社) 各神社
    (みかん祭 ・神明神社)
12月31日 大祓祭 室生・吉田神社






四郷地区のあらまし

四郷地区は、四日市市の西南部こ位置し、面積は8.07平方キロメートル、旧四郷地区、笹川地区、そして高花平地区の三地区から成り立っており、人口は約2万6千人です。地区の中央部の天白川を挟む流域が、旧の四郷地区です。
 この地区は、明治時代から大正、昭和にかけて、醸造、製茶、製糸業を中心に産業地域として栄え、今なお古い街並み、工場や建物などが、昔の名残りをとどめています。 古いたたずまいの北側の緑映える小高い山が、風致地区に指定されており、地区の人々に安らぎと、うるおいを与えてくれます。
 一方、天白川の南方丘陵には、県下有数の大住宅団地(人口約1万3千人)の笹川地区があります。
 また、天白川の上流南部には、昭和36年、住宅団地の草分けとして開発された高花平地区があります。 高花平地区の西には、小林町の広大な野菜畑が拡がり、つづいて、一面の茶畑の背景には、雄大な鈴鹿山系が眺望できる地区唯一の原風景が展開します。















◆ 伊勢百日算共興学舎(共興学校)

東日野町1677

 初代井上親亮(1841〜1900)は、明治5年、伊勢百日算・共興学舎を設立し、珠算教育に専念しました。
 同校は、多数の門下生を全国に送り出し、珠算隆盛の基盤を築き、日本経済の発展に寄与しました。     













 日野山 浄土寺

東日野町1642

浄土真宗高田派。享保3年(1718)創建と伝えられています。無住寺。 
          
















 東林山  西覚寺

東日野町1700

 旧名を景陽山本覚院と言い、正和5年(1316)虎関師錬の開山。 天正年間の罹災後、寛永19年(1642)祐西法師により、本覚寺跡に建立されたのが、西覚寺であると伝えられています。浄土真宗本願寺派。 
          














 神明神社


東日野町1611

 古くは神明社といい、天王社と山神社を合祀し、明治41年には西日野の熊野神社(現日野神社)に合祀されましたが、昭和2年には復帰し、神明神社となりました。
祭神・・・・・撞賢木厳之御魂天疎向津姫命、建        速須佐之男命、大山祇命
獅子舞・・・春秋の祭礼に奉納         

















 日野(城山)城跡


東日野町字城山

日野の豪族、日野常房が、天平年間に砦を築き、この地方に支配したと伝えられている城跡です。また、源平盛衰記には常房の末裔・日野十郎が、源平宇治川の合戦で奮戦したとの記述があります。今では、城山、御館山と、地名だけをとどめています。
          


















 日野地蔵尊 

西日野町23

宝亀10年(779)勅命を受け、陸奥の反乱を治め
た兵士が、帰る途中、病にかかり、ここで里人の看病を受けましたが、そのかいなく、亡くなりました。里人が地蔵を建て、お盆を命日として供養し、それが今日まで続いています。
 











 椎木山 顕正寺

西日野町2971

伊勢安国寺の僧坊で兵火を免れた総持庵を顕正寺にあてたと伝えられています。浄土真宗高田派末寺。
寺宝には、阿弥陀如来像などがあり、永代経などが催される際に文化財として公開されています。  













 顕正寺の山門


西日野町2921

神戸城(鈴鹿市)の大手門(高麗門形式・1715年構築)を明治9年に山門として引き取ったものです。山門の瓦には、今も藩主本多侯の家紋がついています。(市指定文化財)
          













 顕正寺の仏頭


西日野町2971

平安時代後期の作で木造・檜材彩色。高さ23.6センチメートル、伊勢安国寺総持庵に安置されていた仏像の一部(顔面)といわれています。
(県指定文化財)
          















 顕正寺の阿弥陀如来像

西日野町2971

平安時代の作で木造・檜材、玉眼。高さ53.6センチメートル。(県指定文化財)         















 大念仏行事

東日野町・西日野町

 大念仏は、鎌倉時代末期(1321)西明寺に起った魔障を虎関師錬(1278〜1346)の修法によって禁圧したという故事にならって行われる仏教的な行事です。
 毎年8月13日には、東日野町から西日野町顕正寺へ、8月15日は、西日野町から東日野町西覚寺へ鉦、太鼓を打ち鳴らし、互いに繰り込む習慣になっています。(市指定文化財)      










 慈喜山 放光寺


西日野町3089

天明6年(1786)、伊勢安国寺の一院の跡に再建された浄土真宗持高田派の寺院です。
現在は無住ですが、門徒の精進で護持されています。
















 日野神社


西日野町3085

旧称は熊野神社で、伊勢安国寺内の守護神でありましたが、伊勢安国寺焼失後、郷土の氏神となりました。創建は、元享元年(1321)。明治41年神明社(東日野)を合併して日野神社となりました。
祭神は、伊邪那岐命、豫母都事解之男命、建速須佐之男命ほかです。












 日野神社の絵馬・額


西日野町3085

拝殿に伊勢安国寺略図、祭行事など、この地方の歴史を知るうえで興味深い絵馬(額)があります。















 伊勢安国寺跡

西日野町3002の5
日野神社の掲額によると、暦応3年(1340)西明寺・神護寺跡を改め、他の数院を増建したものが伊勢安国寺であるとされています。室町時代には、寺域1万平方メートル 寺領高干石余と隆昌を極めましたが、元亀3年(1572)滝川一益の兵火により、滅亡したと伝えられています。 現在、西日野町の小高い丘には「景陽山安国寺址」の石碑が建っています。(県指定文化財)













 五位鳥山 碑


西日野町3002の5

五位鷺の霊示により、日野北山から仏頭が出土し、この仏頭を本尊として一寺を建て、西明寺としたと伝えられています。 今は、碑だけが残っています。

















 四郷郷土資料舘

 明治時代の建築様式の面影を伝える洋風建築で、大正10年に地元の先覚者10世伊藤傳七翁(1852〜1924)が、巨額の建設資金を村に寄付し、四郷村役場として建設されました。その後、村が四日市市と合併し、昭和54年3月まで、四日市市役所四郷出張所として使用されていました。現在、この建物は、市の指定文化財で四郷郷土資料館として運営されています。(開舘日は第2・4土曜日)










 伊藤小左衛門翁の碑


西日野町3207の1 四郷小学校)

五世伊藤小左衛門翁(1819〜1879)の顕彰碑。
諏訪神社(諏訪栄町)に建立されていましたが、四郷小学校創立百周年を横に移設0同翁は、明治の殖産興業政策にいち早く呼応し、製茶・製糸の器械化に着手するなど、わが国の産業の近代化に大きな役割を果たされました。
























 伊藤傳七翁の墓誌銘

室山町共同墓地裏

 わが国最大の紡績事業をきずき村に役場(現郷土資料館)を寄付し、大正13年亡くなった伊藤傳七翁の墓所には、渋沢栄一撰書の碑が建てられています。ここから地区全体が一望できます。














 無漏山 法蔵寺

室山町207

山号を無漏山といい、真宗大谷派(東本願寺)に属しています。安政6年(1859)再建の本堂を、明治16年建立のすかし彫りのある山門と、白壁の土塀が囲こむ、静かな一角です。



















 室生神社

室山町267

法蔵寺の裏手の山にあり、杉、かし、さかき、やまももなど、大きな木が茂っています。
天兒屋根命・天照大神・大山祇命の三柱の神さまがまつられています。













 亀山製糸且コ山工場

室山町574の1

 今も生糸を作っています。この工場は、明治36年にできた伊藤製糸の第二工場を隻け経いだもので、正門は、神戸城(鈴鹿市)のものを移築したものです。明治43年、皇太子がおみえになっています。



















 伊藤小左衛門兄弟の墓所

室山町裏山

明治初年、器械を使い製糸をはじめた五世伊藤小左衛門翁と三兄弟の墓所です。
 また、同翁は、小学校を創立、自分も教科書に書かれました。昔は命日(明治12年)の5月21日に全校児童がここにお参りしました。














 東谷山 本誓寺

八王子町183

 当初、真言宗の寺でしたが、初代覚春の慶長年間 に浄土真宗に改宗。教如上人より下付された阿弥陀如来の絵像が現存します。
4代目円雅が享保年間に本堂を建立、9代目義聴が、明治12年に現在の本堂を再建しております。















 八王子公民館(四郷公民舘跡)

 昭和26年、四郷公民館完成、以後市の西南地域の社会教育を進める拠点施設として、大きな役割を果たしました。
 現在の建物は、昭和63年、八王子町の公民舘として改築されたものです。
 なお、この場所は、明治初期の三重県第一大区、四の小区事務扱所の跡地でもあります。











 月照山 西光寺


八王子町241

 浄土真宗本願寺派の寺院で、文明2年(1470)に蓮如上人の弟子明庵が御堂を建立。江戸時代に改築。現在の本堂は、大正13年に改築されたものです。
















 吉田神社

 御鎮座は、鎌倉・室町時代と推測されます。この神社は、もと八王子権現、八王子神社などと呼ばれ、出雲の森にありました。
たび重なる洪水をさけて、天明元年(1781)現在の場所に遷り、稲田神社と改称。
明治41年、室生神社などを合祀し、吉田神社と改めております。
御鋲座は、鎌倉この神社には、大日霊貴命や稲田毘売命、八王子の名の起り、いわゆる五男三女神ほかが祭られています
















 吉田神社の高札、絵馬

八王子町367(吉田神社)

 拝殿にキリシタン禁制の高札、赤穂義士討ち入り、太閤秀吉の朝鮮出兵、富士の巻狩りの絵馬などがあります。




















 吉田神社の力石

八王子町367(吉田神社)

 階段の登り口に力石が2個あります。もと
は、大中小の3個あって、若者たちがこれを
かつぎ、力試しをしたものです。













 虫送り(除虫祭)行事

 害虫を追い払うため、松明を焚いて田を回る程度の行事でしたが、後に大太鼓や大鉦、法螺貝などが加わり、練り歩くようになりました。
 昭和52年から新しいリズムも取り入れ、吉田神社で乱舞する、町民こぞって参加できる祭りとして生れかわりました。
 毎年7月第3土曜日夕方から行われます(小林町でも上記の前日に行われます。)
吉田神社












 出雲の森


(吉田神社の飛地)

 八王子権現、八王子神社の跡地。昔は、清水が湧きでて、緑深いうっそうとした森でした。
 数々の言い伝えを枕めて、今も老杉の大木が、神々しくそびえています。




















 小林山 泰龍寺


小林町3013

 臨在宗妙心寺派の末寺。創建は宝暦4年(1754)、もと海津郡吉田村にありましたが、数次の水害などにより、明治35年に当地に移転再建され、大正12年に現在の本堂が、建立されています。本尊は、聖観世音菩薩です。

















 地蔵尊

小林町3013

舟型の石造で、明治19年小林野開拓が始まった頃、伊船町に2体あった地蔵尊のうち、1体を小林町に安置したものです。なお、他の1体は、加佐登町に現存しています。














 不動明王


小林町3013

大正時代から八王子滝の近くに安置されていましたが、昭和48年にここに堂を建て、移されました。 なお、八王子滝は、小林町の東北端の山の中にあって、記録によると「直下3間にして、流れ清く・・・・・・小滝を設け、夫婦滝と称し、云々」とあります。














 八幡公園・八幡神社跡

笹川一丁目東部
 笹川団地が造成される前は、この付近一帯、
八幡山と呼ばれておりましたが、団地造成時に
山の自然の一部を残して作られたのが、この公
園です。
 この公園の東北端に、明治7年まで八幡神社
がありましたが、今は日野神社に合祀されてい
ます。

○問い合わせ    四郷地区市民センター
0593-21-2021

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